セカンドライフの充実 鍵は“健康寿命”

超高齢社会

2019.2.19

セカンドライフの充実
鍵は“健康寿命”

「人間五十年、下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」幸若舞「敦盛」の一節はあまりにも有名だが、いまやその倍となる「人間100年」の時代を迎えている。実際に人々の寿命は延びており、労働年数も長くなった。一昔前、定年と言えば当たり前のように55歳を意識したが、今は65歳定年を導入する企業も増え、医療の専門家の間では「高齢者」と呼称する年齢定義の見直しを呼びかける声も上がっている。

平均寿命の推移
出典:内閣府「平成30年版高齢社会白書」における日本の「平均寿命の推移と将来推計」
平均寿命の推移
出典:内閣府「平成30年版高齢社会白書」における日本の「平均寿命の推移と将来推計」

100年時代のセカンドライフ

定年は引き上げられたものの、人生100年時代を見越して、50歳で会社を退職、転職して新しい生き方をはじめる動きも出ている。寿命が延びたことで人生の選択、節目の回数が少し増えてきているのだ。だが、働き続けて幸せなセカンドライフを送るには、健康であることが大切だ。

平成26年版の厚生労働白書によると、普段から健康に気をつけている人の割合は若い人ほど低く、健康のために積極的に何かを行なっている人や、生活習慣に気を付けていると答えた人の割合を見てみると、20歳から39歳では44.8%と半数に届かない。続く40歳から64歳を見てもその割合はさほど変わらず、49.8%。65歳以上となってやっと過半数を超える結果に。しかし、健康は若い時からのケア不足が後々に響くことも多いため、調子の良い時から心掛けるのが肝心だと忠告する専門家もいる。責任世代の健康被害は家族だけでなく、社会への影響も大きい。

健康に気を付けるよう意識しているか
出典:厚生労働省政策評価官室委託「健康意識に対する調査」(2014年)
健康に気を付けるよう意識しているか
出典:厚生労働省政策評価官室委託「健康意識に対する調査」(2014年)

まずは、「病気にならない」をサポートすることから

こうした人々の健康意識を高めるため、MS&ADインシュアランスグループでは、ココロとカラダの健康づくりをサポートするスマートフォン向けのアプリ「ココカラダイアリー」を提供している。このアプリを使えばストレス状態の測定や、歩数の自動測定が可能。また、歩数から計算した消費カロリーの表示や、食事や体重、血圧、睡眠時間の記録、医療情報の確認ができる。

最近では、企業の「健康経営」への関心が高まっている。アプリを使えば社員の健康管理や保健指導に役立てることも可能なため、企業経営のパートナーとしても活用されている。

健康状況を“見える化”。アプリで、健康習慣づくりを支援
健康状況を“見える化”。アプリで、健康習慣づくりを支援

ココカラダイアリー(三井住友海上、三井住友海上あいおい生命)

また、社員や代理店を通して「バーチャル・リアリティ(仮想現実、以下VR)」を使った医療技術、病気、認知症に関する情報提供もはじめている。国内生保初となるこの取り組みは、スマートフォンで再生したVR映像を顧客に見せて体験してもらうというもの。陽子線治療の医療施設見学、白内障の症状、分子標的薬治療の世界、認知症の症状の一人称体験のVR映像を視聴することができる。

国内生命保険業界初「バーチャル・リアリティ」で先進医療関連の情報提供を開始
(三井住友海上あいおい生命)

バーチャル・リアリティ(VR)で認知症の一人称体験の提供を開始(三井住友海上あいおい生命)

超高齢社会の中で、暮らしの安心もサポート

この時代、高齢者だけで暮らす世帯も増加している。親族が離れて暮らす場合は心配も増すものだ。こうした日常生活の心配事を軽減するため、対象保険加入者に対して家具の移動や電球の交換といった日常のちょっとした手助けが受けられるサービスや、保険加入者と連絡が取れない場合に保険会社から親族へ連絡する「親族連絡先制度」など、日常生活から緊急時に至るまで、高齢者とその家族が安心して暮らせるようサービス内容の充実を図っている。

GK すまいの保険グランド(三井住友海上)

タフ・住まいの保険(あいおいニッセイ同和損保)

また、介護などが必要になってしまった場合に備えることも、重要な高齢化対策だ。「終身介護・認知症プラン」では、介護、認知症、死亡に関する保障が一生涯続くほか、認知症一時金を受け取れるものもある。

&LIFE 終身介護・認知症プラン(三井住友海上あいおい生命)

年齢別1人当たりの医療費
出典:厚生労働省保健局「医療保険に関する基礎資料 〜平成23年度の医療費等の状況〜」(平成25年12月)
年齢別1人当たりの医療費
出典:厚生労働省保健局「医療保険に関する基礎資料 〜平成23年度の医療費等の状況〜」(平成25年12月)

「人生 100 年時代」にむけて

一方、セカンドライフを健やかに暮らすためには、資産寿命(金融面の制約がなく生活できる期間)を延ばすことで、経済的な安心を得ることも必要不可欠だ。MS&ADインシュアランスグループでは、公的年金を補う自助努力型の資産形成の手段として、長期の生存給付ニーズに応えた個人年金商品を販売している。健康寿命とともに資産寿命についても、今から考えておくことは必要なことだ。

通貨選択型定額個人年金保険(受取重視型)(三井住友海上プライマリー生命)

また、2015年の相続税・贈与税の税制改正を受けて、金融商品を活用した相続や贈与対策への関心がより高まっている。生存給付金をつかって大切な家族へ資産を上手につなぐことができる保険商品も出てきた。「人生100年時代」では資産を「増やす」、「使う」だけでなく、上手に「つなぐ」ことができるように備えることも大切だ。

通貨選択型特別終身保険(三井住友海上プライマリー生命)

MS&ADインシュアランスグループでは、健康医療分野における学術的な取り組みと連携を図り、新たな技術やイノベーションの開拓にも務めている。「東京大学センター・オブ・イノベーション(COI)自分で守る健康社会拠点」や、「大阪大学クロスイノベーション・イニシアティブ」などと提携、各種疾患に対する積極的な予防策から万が一、病気になってしまった場合の生活サポート、分野を超えた未来型医療の開発など、持続可能な健康長寿社会づくりに関する取り組みに協力、貢献をはじめている。

参考文献

「健康寿命の延伸に向けた予防・健康インセンティブの強化について」 平成30年10月経済産業省作成資料

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